MACKINTOSH LONDON と共鳴する
伝統と格式を備える英国の名品たち

 英国には100年を越える歴史を誇る老舗ブランドが数多く存在する。「GB7 collection」は、MACKINTOSH LONDONが目指すモダンブリティッシュスタイルを完成させるため、永く英国の服飾文化を担ってきた保守本流のブランドたちと協働した限定コレクションである。それは次の歴史と伝統を紡ぐプロジェクトであり、新たなクラシックが生まれる場所である。

TURNBULL & ASSER

ピカデリーサーカスの裏手にあるジャーミンストリートには、世界中から本物志向の紳士たちが集まってくる。ターンブル&アッサーはこの伝統的な英国ブランドがひしめく通りにある。1885 年、レジナルド・ターンブルとアーネスト・アッサー、2 人の職人が開いた工房は、王侯貴族御用達シャツとして名を馳せる。ジェームズ・ボンドが愛用していることでも知られる伝統と格式あるブランドである。今シーズンはデニムライクな生地製のスポーツシャツとハウスチェックの ネルシャツを依頼。最も敷居の高いドレスシャツの老舗が手がけるカジュアルシャツは、それだけで希少なものだ。このスモールカラーの襟型は稀代の洒落者ウィンザー公が愛した「サー・デューク モデル」。GB7 の取り組みのために特別に使うことを許された由緒正しき襟型だ。カフスはトリプルバレルと呼ばれる3つボタン。これもまた、ブランドが大切に守り続けてきた伝統である。

シャツ [TURNBULL & ASSER] 各¥43,000 +税

INVERALLAN

伝統的に漁師の妻が丹念に編み上げるフィッシャーマンセーターの編み柄には、命を守るロープを意味するケーブル編みや、大漁を祈願する籠編み、陸からの豊かな恵みを意味するダイヤモンド柄など様々なモチーフがあり、フィッシャーマンセーターは様々なモチーフの組み合わせで構成されている。柄の組み合わせ自体が漁師のコミュニティーのなかで、特定の個人を示す役割を果たしていたという。今もスコットランドで、この昔ながらの手編みニットの伝統を守り続けているのが1975 年創業のインバーアランだ。一着のニットには編み手がクオリティを保証するため、直筆でサインしたタグが取り付けられている。まったく同じものは2 つとなく、ハンドメイドによる希少価値がある。今季、クルーネックとショールカラーのカーディガンが登場する。クルーネックのシルエットは細身にモダナイズされ、ショールカラーカーディガンのボタンにはコートと同じホーンボタンを採用している。グレイフランネルのパンツを合わせてゴム引きコートを羽織れば、温かみのある英国カジュアルスタイルが完成する。

ニット [INVERALLAN] ¥89,000 +税

Tricker's

1829 年、英国靴の聖地ノーザンプトンに創業した老舗。チャールズ皇太子のワラントを抱く王室御用達シューメーカーは、現存する最古のグッドイヤーウェルト工房としても知られている。このブランドの顔ともいえるモデルは、貴族が狩猟に出かける際に履くカントリーブーツ&シューズである。トゥにウィングチップを飾り、分厚いソールと張り出したコバが目印のこの靴は、英国靴の本流であり、靴好きなら誰もが必ず所有したいと願う名品だ。定番ラスト4444 のカントリーシューズが、ソフトグレインレザーとダイナイトのダブルソールで登場する。見た目はヘビーデューティそのものだが足入れは非常にやわらかく履きやすい。サイドゴアブーツではお馴染みのフィンガーループを短靴に取り付け、ブランドのアイコンである「ダンディーマン」を配したこの靴は、ここでしか手に入らない唯一無二のモデルである。

シューズ [Tricker's] ¥80,000 +税

SIMPSON LONDON

現在のロンドンで最も品質の高い鞄を作り出せるブランドはどこかと問われれば、誰もがシンプソン ロンドンの名を挙げるだろう。ここは、全ての工程をロンドンにある自社工場で行う数少ないブランドである。ブライドル、クロコダイル、オーストリッチなど様々な革を扱える柔軟性と高い技術力を誇る。そして何より、時代を越えても色褪せない都会的で洗練されたフォルムと、信頼性の高い品質が世界中から評価される点がMACKINTOSH LONDON と通じ合う。今季のコレクションには、ハンドル付きのドキュメントケースを製作。クラッチバッグとして持つこともできるこのバッグの内装には、ブランドを象徴するハウスチェックが配されている。

バッグ[SIMPSON LONDON] ¥105,000 + 税

corgi

チャールズ皇太子のワラントを抱く王室御用達ニットブランドのコーギーは、1893 年サウスウェールズに創業された。当時はニットソックスの専門工房であった。保温性の高いロングホーズを作り続けていたことは、いまもコーギーホージャリーという正式社名から伺える。色糸を繋ぎ合わせ切り替え編む、インターシャと呼ばれる高度な技法を得意とし、まるで絵のように精細な絵柄を再現できるのだ。ゆえに同社のソックスは、ドレス靴と合わせるのにも適するのである。アーガイルやハウンドトゥースなどの伝統的な柄に加え、ハンティングモチーフのソックスをラインナップ。熟練した職人の手仕事を要するインターシャ柄をよく見てほしい。グレーの地色は雨天を、緑と茶色は枯れ葉の大地を表現するため選ばれたカラーパレット。そして馬に跨り森の中を駆け抜ける騎手はゴム引きコートの名品「リージェンシー」を纏っている。

ソックス[corgi] 各¥3,600 + 税

OLIVER GOLDSMITH

今日、現存するロンドンのアイウェアブランドはオリバー ゴールドスミスが唯一と言ってもいい。1926 年にフィリップ・オリバー・ゴールドスミスが創業し、卓越したデザインと色使いが話題を呼び、1950 年代にはセンセーショナルなサングラスを発表してヨーロッパでムーブメントを巻き起こした。愛用者にはジョン・レノンやグレース・ケリー、オードリー・ヘップバーンなど錚々たる著名人が名を連ねている。俳優のピーター・セラーズやマイケル・ケイン、写真家のデビッド・ベイリーらが愛用していたことでも知られる名品「コンスルS」の眼鏡を、特別にサングラスとして別注した。レンズにはブランドのアイコンである「ダンディーマン」が、オリバー・ゴールドスミスのアイコン“OG” マークと共に刻印される。英国クラシックの原点とも言われるこのモデルは、知的な程よい存在感がありながら軽快さをも感じさせるもの。ここでしか買えない希少な品である。

アイウェア[OLIVER GOLDSMITH] 各¥36,000 + 税

Bowhill & Elliott

名だたる英国靴の老舗が多数あるなか、1874 年創業のボウヒル&エリオットは、ルームシューズをはじめとするスリップオン シューズの最高峰として知られている。サヴィル・ロウの名店をはじめ世界中のラグジュアリーメゾン、ノーザンプトンのシューメーカーさえ、ここにルームシューズを依頼するほど高く信頼されている。MACKINTOSH LONDON はこのブランドと手を組み、室内履きとしてだけでなくローファーに替わる英国式の外履きスリップオンを製作した。ひと際目を引くシルク製のタッセルは特別に用意されたものだ。タッセル付きスリップオンはもともと宮廷の男性用室内靴として履かれていたもの。乗馬用鞭の形状からホースライディングモチーフとしても多用されるレザーのタッセルが一般的だが、シルクになるとエレガンスが格段に増す。足元で英国貴族の気分を味わえる、特別なアイテムとなっている。

シューズ[Bowhill & Elliott] ¥53,000 + 税

DENTS

エリザベス女王の戴冠式、そして在位60 周年のダイヤモンドジュビリーの式典に用いられたグローブは1777 年に創業したデンツのものだ。英国王室御用達で世界最高峰のグローブとの呼び声も高く、繊細なレザー使いに長ける老舗のグローブブランドに、今季はディアスキン(鹿革)×カシミヤ製ハウスチェックを組み合わせたオリジナルのグローブを依頼。「グローブをはめたまま、新聞をめくり、ポケットのコインが識別できる」と言われるほど手にしっくりと馴染む着用感はシークレットフィットと呼ばれる。英女王陛下をはじめ世界中のファンに愛されている所以である。

グローブ[DENTS] ¥46,000 + 税

Lock & Co. Hatters

ロンドンでタクシーに乗り込み、ひと言「LOCK’S」と伝えれば、運転手は黙って世界最古の帽子店、ジェームズ・ロックの名で知られる「ロック & コー ハッターズ」へクルマを走らせるという。セントジェームズ通り6番地のこの店は、1676 年から今日まで変わらずここにある。プリンス・オブ・ウェールズとエジンバラ公、2つのワラントを抱く老舗だ。英国王室でも採用されるボウラーハットをはじめ、正装用の帽子が有名だが、カジュアルなモデルも多数あり、世界中のセレブリティも愛用している。今季、先述のコートに用いた究極のギャバジン生地「ギャバジン 330」を使ったバケットハットを依頼。内側にウール製ハウスチェックを採用したリバーシブル仕様のこの帽子は、日常使いはもちろん、レインハットとして雨の日に被れば、紳士の装いにエレガンスを添えてくれる。

ハット[Lock & Co. Hatters] ¥29,000 + 税